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創業明治17年、岐阜県濃尾平野の西端に位置する大塚酒造。現当主は五代目大塚清孝氏。古くからは清松正宗、そして岐阜県産米ハツシモを醸したその名も「初霜」を昭和53年からリリースしていますが、今ではなんといっても「竹雀」。

以前は生産量のほとんどを大手メーカーへ桶売りする当時としては典型的かつ安定した生産者でしたが、日本酒業界の衰退とともに2000年代前半には生産量は激減、廃業してもおかしくない状況に陥っていました。そこへ東京農業大学を卒業後、酒屋八兵衛や風の宮を擁する元坂酒造で修行を経験した六代目・大塚清一郎氏が蔵へ戻ってきました。ちょうど丹波杜氏の原田利治氏が高齢のため引退したこともあり、2011年から親子で酒造りを継続。とくに純米酒・山廃造りにフォーカスした新銘柄を立ち上げたところ、そのジューシーで濃醇かつ手堅く落ち着いた味わい(とくに燗上がりが素晴らしい)があっという間に一部の嗅覚の鋭い日本酒ファンのレーダーにかかり話題となりましたが、竹と雀が描かれた家紋から取った「竹雀」の名前とその愛らしい図案のラベル、手造り感あふれる穏やかな雰囲気(実際すべてて手造り)も相まって、メディアや飲食店など方々から注目を浴びることとなりました。

六代目清一郎氏の修行先の元坂酒造であったことともおおいに関係がありますが、竹雀は山廃造りの純米酒。山廃純米を得意とする蔵は多く存在しますが、そのなかでも竹雀の大塚酒造は大注目株です。