Home > SELECTION (SAKE 日本酒) > T タカハシ酒造(天遊琳)


酒は熱燗、冷めてもなおよし


文久二年(1862)創業、鈴鹿山系の伏流水に恵まれ、昭和8年から70年以上もの間、伊勢神宮をはじめとする三重県800余社の神社に奉納する御神酒「三重の新嘗(みえのにいなえ)」を謹醸してきたタカハシ酒造。完全手造り・少量生産のためあまり市場には出回らず、新酒鑑評会などとは無縁でありながら日本酒通の間では非常に評価が高く、またメディア露出度も高い。現当主は6代目高橋伸幸氏、蔵元杜氏。

主力銘柄は天遊琳。微妙に仕込みや熟成期間を変えた様々な商品をリリースしているがどれもキャラクターがたっていて面白い。牡蠣限定などは有名で、その名のとおり牡蠣に合わせて酸度の高い(2.5)限定品。

天遊琳といえば燗。刺激や驚きを求める飲み手には向きませんが、その腰の据わった落ち着いた旨味は燗をつけることによってさらに魅力を増します。柔らかく膨らんだその味は飲みだしたら「旨い、旨い」といって止まらなくなってしまいます。そして燗冷まし。なぜ燗冷ましが旨いのか?燗冷ましはただ温度が下がって元に戻っただけではないからです。酒は一度温度が上がったことによって味わいの組成が変わり新たな味を構成しているのです。この味わいの再構築が上手い具合にいく酒が燗向きの酒なのです。さらに燗冷ましが旨い酒ならいうことありません。日本酒通が口を揃えて言う天遊琳の燗、ぜひ体験してください。